OUR IDENTITY

海と山に囲まれた恵まれた環境下でのオルタナティブなシュタイナー教育

おひさまえんは、ドイツの思想家・教育家であるルドルフ・シュタイナーの「一般人間学」の思想を中心にした保育活動をしています。夢を持ち、自分で考え、自分で判断し、自分で行動する。シュタイナー教育のめざすところは そんな「自由な人間を育てる」こと。つまり「意志」を育むことです。
自分で行動する力は、0~7歳の時期に育まれるため、幼稚園時代の過ごし方がとても重要となります。たいせつなのは健康な体づくりと暮らしのリズム。そして、こどもの心の内側からのぼってくる衝動を妨げることなく、自由なあそびの中に取り入れてあげること。 ひとりの人間として尊重し、信じて見守ることで、こどもは自ら気づいて成長します。

2〜6歳のこどもたちが、先生とともに家族のように毎日をすごしているおひさまえん。
シュタイナーのいう「模範と模倣」「リズムとくりかえし」が、保育の大きな柱になっています。 なにかを強要したり、指示や命令をしなくても、大人や年長者の姿を通じて、こどもたちは少しずつなにかを学び、リズムがからだに染み込んでいく。また、自然の中で思いきり体を動かす「動の時間」と、にじみ絵や手仕事にじっくりと取り組む「静の時間」のバランスもたいせつに考えています。

海と山に囲まれためぐまれた環境下での、オルタナティブなシュタイナー教育。おとなもこどもも、おたがいのあるがままを認め合える関係がたいせつです。ルールや考え方に縛られるばかりではなく、自由な発想力と多様性のあるネットワークでもって、開かれた保育の場をめざしています。

ルドルフ・シュタイナーとは

1861〜1925年オーストリアに生まれ。ゲーテ研究家、著述家、文芸編集者として活躍後、アントロポゾフィー(人智学)に基づく世界観を様々な分野(教育、医学、治療教育、薬学、芸術、建築、農学など)で活動を展開。
主著は、『神秘学概論』『いかにして超感覚世界の認識を獲得するか』『自由の哲学』『神智学』『教育の基礎としての一般人間学』がある。

おひさまえんの6つのひかり

MODELING & IMITATION
模範と模倣

指示や命令を与えたり教えこんだりしなくても、身近なおとなや年長者の姿を通じて、遊び方や生活態度、行動などを模倣していきます。

RHYTHUM & REPETITION
リズムとくりかえし

こどもはリズムのある生活に安心感を抱きます。1日、1週、1年のリズムを大切にし、その反復によって、健康な体づくり、健康な心づくりをめざします。

INDEPENDENCE
意志を育む

こどもたちの声や思いを受けとめて、内側から湧き出てくる衝動を妨げることなく見守って、「感じる力」「意思の力」「やり抜く力」を育てます。

HEALTH
健康

添加物の入っていない食材、天然素材のおもちゃなど、こどもの健康を考えて「食」や「もの」を選んでいます。

PERMACULTURE
自然と親しむ

海と山に包まれた豊かな自然や地域活動とふれあうフィールドワークの機会を多く持ち、持続可能な循環型のコミュニティをめざします。

ACCEPTANCE
自由と多様性

夢を持ち自分で考え判断し行動できること。そんな真の自由な人間を育てるため、それぞれが持つ個性を尊重し、型にはまらない多様性を大切にします。

おひさまえんの運営について

本園は「よこすか大楠まなびの村」によって運営されています。園長や理事長はおらず、教師は教育の、会員は運営の責任を持ちます。おひさまえんの父母はこどもの在園中「よこすか大楠まなびの村」の会員となり、会の運営の担い手になります。

それぞれができることを、できる範囲で分かち合い、得意なことには積極的に関わって、園の活動を広げていきたいと考えています。